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従業員はロボットに置き換え? 飲食店で進む自動化 を読んでおもうこと

従業員はロボットに置き換え? 飲食店で進む自動化
http://www.cnn.co.jp/business/35048912-3.html

飲食店でロボット化が今後進むだろうという意見と、ロボット化が進むだろうけれど、それは緩やかに進むという意見が掲載されていた。つまりは従業員の給料が上がれば、経営者は従業員を解雇して、ロボットを導入せざるおえないということらしい。
昼過ぎ、久しぶりに回転寿司へと行く、残念ながらこの歳になって、まだ、廻らない寿司店に行ったことのない私は貧乏ったれである。
昼を廻っていた所為か、お寿司があまり回っていない、乾燥した鉄火巻きが四周していた。いまは、テーブル上のタブレットで注文するのが主になっているようだ。
確かにその方が作り過ぎないだろうし、注文が客の協力によってデジタルデーター化ができるので、注文の動向なども検討しやすいだろうし、従業員も少なくてよいだろう。
客もその方が気楽に居られるかもしれない。

ただ、製造業のロボット化が進み、産業用ロボットも低価格化が進み、今後、中小零細の製造業にもロボット化が進むかもしれない。加えて、サービス業まで雇用がロボット化によって減れば、多くの人たちは、どう生活すれば良いのだろう。

従業員は必要なくなる。当然のことながら、従業員は解雇され、そして、社会に出た若者には就職先がないという事態に向かう。
ロボット化されたファーストフード、ファミリーレストランの前で、お金がなくたむろしている人たちという構図が浮かぶのだ。

科学技術が人々の生活を向上させると無邪気に語られる時代は、平成の最初の方で潰えた気がする。
そして、私は競争社会には懐疑的だ。国内だけの競争にとどまらず、世界中で競争しようというグローバリズムやTPPには反対だ。
競争により、革新や新しいチャンスが生まれるのだ、新しい雇用も生まれるのだとこぶしを振り上げる方も多いかもしれないが、革新や新しいチャンスを得られるのは大きな資本であり、新しい雇用とは、到底、その仕事では生活していくことが不可能なほどの賃金の安い仕事が増えるということだ。

多分、いくつかのまれな成功例をだしに、明るい未来を語る人たちもいらっしゃるだろうけれど、あなたは、あなた方は、一個の存在ではなく、親が居り、祖父祖母が居り、先祖という存在があり、そして、子供、孫と存在するかもしれない、時間の流れの中での、個であると同時に、連なる命の、その一つの経過でもある。
だから、あなた、あなた方は、一連の命の代表として、これは本当に良いことなのかどうかを見極めて命を連ねていく責任があると思う。